雪国に育ち、雪国で生きている私たちは、雪が降っても当たり前。あきらめもあった。
そして、昨年の大津波に比べれば、大雪など文句は言っていられないと、自分に言い聞かせながらも、今年の雪にはまいってしまう。
米沢まで通勤している娘も「雪が恐ろしい」と初めて語った。そして、「サマータイムが都会では論じられているのに、雪国にも、冬の時差出勤があっても良いのでは」と語る。
朝の雪道はノロノロの大渋滞、ガソリンのたれ流し、まったくその通りである。雪国の人は無口で我慢強いと言われ、美徳かもしれないが遠慮し過ぎるのでは。
福島県から避難してきた人々は初めて雪の大変さを知ったと報じられている。実際に体験しないと、その苦労はわからない。
今の世の中、皆が我慢の雰囲気だが、少しは声を出さないと、雪国の苦労はわからない。(社会新報南陽通信NO46号24.2.6/庶民雑記)
写真/飯豊町黒沢にて・h24.2.2