TPPあきらめないで

東京大学教授 鈴木宣弘氏からのメッセージ

 我が国の農産物市場が閉鎖的だというのは間違いである。実は、日本ほどグローバル化した食料市場はないといってもよい。我々の体のエネルギーの60%もが海外の食料に依存していることが何よりの証拠だ。関税が高かったら、こんなに輸入食料が溢れるわけがない。
 
  わずかに残された高関税のコメや乳製品等の農産物は、日本国民にとっての一番の基幹食料であり、土地条件に大きく依存する作目であるため、土地に乏しい我が国が、外国と同じ土俵で競争することが困難なため、関税を必要としているのである。
 
 WTO(世界貿易機関)による多国間の関税削減交渉でも、大幅な関税削減を求められる可能性も出てきている。規制緩和さえすれば、すべてがうまくいくというのは幻想である。自由貿易協定で仲良くなれば、日本で食料を生産しなくても、日本人の食料を守ってくれるというのである。これは甘すぎる。EU(欧州連合)も、あれだけの域内統合を進めながらも、まず各国での一定の自給率の維持を重視している点を見逃してはならない。いまこそ、国民的な議論を尽くすべきときである。(農文協・食と農の応援団メッセージ抜粋)
*追伸:「現代農業」4月号p350-(TTP交渉、公約はどうなったのか)も是非読んで下さい。事務局

爼農地水環境通信No99号・h27.3.15より

写真/北帰行を待つ白鳥(南陽市爼柳爼土場橋より・h27.3.9)

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by kinchan-kb | 2015-03-17 12:48 | その他 | Comments(0)
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