飯豊町中津川地区は典型的な過疎地区となっています。先月、中津川の岩倉集落に行ったらお祭りで神社に旗立てをしていた。
そして、芝居上演の準備。話を聞いたら、岩倉の他にも上原、白川集落でも神社のお祭りには、その集落の人たちがお金を出し合い毎年、歌手や芝居を招き祭りを盛り上げ親睦を深めているとのこと。
過疎化が進み、経済的にも裕福でもない住民が今でも小さな集落で10万~20万のお金を集め高玉芝居等をおこなっていることに感動した。
百歳以上の高齢者の行方が世情を騒がせている。家族や親族からも縁が切れ、隣近所の人間関係も希薄になっている。
世の中は、経済性を優先するあまり、効率よく合理的にものごとを進めることがよしとされるようになった。我が地域もお祭りは土日の開催。中津川では変わることなく平日でも実施しているとのこと。日本人の失われつつある大切な心を中津川の人々から教えられた。
(H22.10.1/写真は前回の②)