野田首相は今夜(11日)、首相官邸で記者会見し、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けて関係国との協議に入る方針を正式に表明したとのこと。
この問題は、あまりにも重要な問題であるため民主党の中でも8割近くの議員が慎重の意見。みんなの党を除く全野党も反対する中での表明であった。
そのため、「交渉参加に入る」から、「交渉参加に向け関係国との協議に入る」と、少しぼやかした表明となった。
特に、「悪影響が出るとの指摘がある農業分野については、政府として全力で支援する考えを示した」とのことであるが、アメリカやオーストラリアとはいくら日本の国で支援しても太刀打ちできないととは明白である。
このまま、アメリカのいいなりになったのでは、日本は益々、アメリカの属国になってしまう。いまこそ、ノーと言うべきと思う。
写真/夕焼け(湯野浜にて・h23.10.27)